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受験生向けQ&A

システム工学科についてのQ&A

(進学希望者対象の「学科パンフレット」より)

Q.システム工学科は、なぜ必要なのでしょうか?

Q.電通大のシステム工学科と他の学科との違いを、もう少し詳しく教えて下さい。

Q.具体的に、どのような科目を学ぶのですか?

Q.これらの科目と最近話題のITとはどのような関係になっているのですか?

Q.どのような研究ができるのですか?

Q.コンピュータを知らなくても大丈夫ですか?

Q.大学院に進学した方がよいのでしょうか?

Q.卒業したらどんな業務を担当できますか?

システム工学科は、なぜ必要なのでしょうか?

(光男君)21世紀には、電子工学・通信工学・コンピュータ科学などの先端科学技術の一層進展し、私たちを取り巻く環境の急激な変化が予測されます。 これに伴い、社会やシステムがますます大規模化、複雑化、情報化していくと、「木を見て森を見ず」のように特定な部分のみにとらえ、全体の最適化を見逃してしまうおそれがあります。 ここで大切になるのがシステム工学科です。
(真奈さん)今まで多くの大学では、特定の学問領域・科学技術分野ごとに学科を作って、個別の専門家を育成して来ました。 21世紀に必要性が増大するのは、個々の分野を総合的な視点から見渡し、環境・安全・経済性など多様な価値を調和させることのできる人材です。 このためにシステム工学科では、各分野にまたがる課題を横断的にまとめ解決してゆく柔軟な発想力と、それを具体化する情報技術分野の工学的知識の両者を兼ね備えた専門家を育成します。

電通大のシステム工学科と他の学科との違いを、もう少し詳しく教えて下さい。

(光男君)例えば、スペースシャトルを打上げるには電子工学・通信工学・制御工学・経営工学・人間工学・機械工学・・・といった様々な分野が必要です。 このような従来の縦割り的に発達してきた個別の学問領域を総合的な視点より見渡し、各分野にまたがる課題を解決すること無しにはシャトルを打上げることはできません。 つまり、物などのハードウェアだけでなく、人間・情報・金・環境などの広い意味での資源からなるシステム全体を統合化・最適化するソフトウェアが必要です。そこで必要になるのが、システム工学科です。
(和夫君)IT(情報技術)が進歩し、情報通信ネットワークが整備され地球上の距離を意識する必要がなくなり、 世界経済や産業構造の変化がスピードアップしています。このような変化に迅速な対応をするためにも、システム工学科での教育・研究は必要です。
(恵美さん)「変化に迅速な対応」と言っても色々あるでしょう?


(和夫君)コンピュータの持つ高速の情報処理能力と、情報ネットワークを介した大量データの高速送受信能力とを活用することです。 身近な例では、インターネットを使った商取引、コンビニエンスストアの商品管理、宅配サービスが挙げられます。
(恵美さん)確かに凄い進歩だと思うけれども、結局、それを使うのは人間でしょう?ちゃんと使いこなせるかしら? 最近、ハイテク機器の人為的ミスで大きな損害が起きた話をよく聞くけれども。
(真奈さん)人間と機械との接点(ヒューマンインターフェイス)も考えないといけません。システム工学科では、人間をシステムの重要な要素として取り込んだ研究・教育をしているのがポイントです。
(恵美さん)わかったわ。開発された要素技術や、益々発展するコンピュータのハードウェアとソフトウェア、そして情報ネットワークを人間がどのように使いこなし、 どのように新しいシステムを創造するかがより重要となるのね。
(真奈さん)その通りです。そのために、システム工学科は、基本原理とシステム的思考の両者を兼ね備えたT型人材の育成を目指します(主な専門授業科目を御覧ください)。 これにより、種々のソフトウェアを活用し、大規模システム(宇宙、航空、 エネルギー、電力など)や複雑システム(社会、企業、生体など)を扱うことが可能になります。

具体的に、どのような科目を学ぶのですか?

(光男君)基本原理として、情報通信、情報数理基礎などの分野を修得します。 そして、システム的思考育成のために、システム、 ヒューマンインターフェース、マネジメントの各分野を修得します(主な専門授業科目を御覧ください)。

これらの科目と最近話題のITとはどのような関係になっているのですか?

(和夫君)ITに関わる基礎技術として、コンピュータリテラシー、情報リテラシー、プログラミング、情報通信システム、 コンピュータ工学、信号処理などを習得します。 また、人間とITとの関係や、組織や社会におけるITの活用についても 講議されています。

どのような研究ができるのですか?

(和夫君)4年生になると、研究室に所属して、1年間にわたり卒業研究に取り組みます。経営システム工学講座では、情報システムや生産システムなどの種々のシステムの構築にあたり、 どのようなシステムが適切であるかを分析・設計しています。ITを巧く活用し、経済性、信頼性、効率性の優れた最適なシステム設計技術を研究しています。
(光男君)数理システム工学講座では、要素が複雑に絡み合った対象に対し、数学とコンピュータを駆使して、重要な要因を抽出する方法論の検討、動特性の解明、 適切な制御システムの設計について研究しています。
(真奈さん)人間・知識システム工学講座では、人間の情報処理過程や生理現象を解明して、人間の諸活動を支援するシステムの創造を目指しています。 人間の五感の解明、曖昧さを取り扱うファジィシステム、認知科学、言語情報処理を、実験装置とコンピュータを用いて、実証的に研究しています。
(恵美さん)研究は楽しいですか?


(和夫君)3年生までは授業や実験で、どちらかと言えば、先生から与えられた内容を理解して応用することが中心でしたが、卒業研究では新しいことを考え出さないといけないので、苦労しています。 英語の論文を読んだり、数式と格闘したり、プログラムを作ったりと結構大変で、楽しんでいる余裕はないです。
(光男君)僕は楽しんでいますよ。未知なことを解明したり創造したとき、その達成感は最高ですからね。研究の進展を確認し、次に何をするかを 検討するというように、毎日が充実しています。
(真奈さん)それに完成した研究が将来的に社会へ役立つのですから、ついつい研究に熱中してしまいますね。

コンピュータを知らなくても大丈夫ですか?

(和夫君)何も知らなくても授業に真面目に取り組めば、大丈夫です。でもコンピュータというのは、付き合ってゆくうちに段々面白くなってくるし、自分の知識も増えてくるものです。
(真奈さん)そうね、興味さえあれば大丈夫。何も分からないことを前提に基礎から教えてくれるので安心してください。

大学院に進学した方がよいのでしょうか?

(光男君)より専門的な知識をより必要とするような職種には(たとえ、研究職に就かなくても)、大学院に進学した方が良いでしょう。また、国立だから親にも負担が少ないし。 最近は女性の大学院生も増えてきたし、就職も有利になり、チャンスがあれば是非勧めます。

卒業したらどんな業務を担当できますか?

(和夫君)21世紀に必要な幅広い分野です。


(恵美さん)就職活動は苦労しますか?


(光男君)授業・実験・研究に意欲的に取り組んで、充実した大学生活をしている人は、1社目で就職が決まっています。